イソトレチノインと高脂血症リスク
- SC オンラインクリニック
- 2月15日
- 読了時間: 2分
更新日:4月11日

イソトレチノインと高脂血症
🔍 研究概要
論文タイトル: Isotretinoin Induced Hyperlipidemia and Impact of Leptin Gene rs 7799039 Polymorphism in Safety of Acne Patients
対象者: ニキビ患者 100名
測定項目: イソトレチノイン治療前後の総コレステロール、トリグリセリド、LDL-C、HDL-Cのレベル
遺伝子解析: rs7799039多型の影響を調査
📊 研究結果
脂質レベルの変化:
総コレステロール、トリグリセリド、LDL-C が有意に増加
HDL-C は減少
遺伝子型と脂質変化:
AAおよびAG遺伝子型 を持つ患者は、GG遺伝子型の患者に比べて脂質レベルの変化が顕著
✅ 臨床的な意義
rs7799039多型がイソトレチノイン誘発性高脂血症のリスク因子である可能性が示唆された。
イソトレチノイン治療中は、血中脂質値の定期的なモニタリングが重要。
遺伝的背景によってリスクが異なるため、個別化医療の重要性が増している。
✅ 結論と推奨事項
低用量イソトレチノインは、高い治療効果と比較的低い副作用リスクを持つ有望な治療法ですが、高脂血症のリスクも無視できません。特に、rs7799039多型を持つ患者はより注意が必要と考えられます。
✏️対策
低用量イソトレチノイン療法なら、副作用の発現を抑えつつ、ニキビ抑制の効果も期待できます。また、定期的に採血検査も行い、脂質の異常が出ていないかのチェックも必要でしょう。
SC オンラインクリニックのオンライン診療
SC オンラインクリニックでは、オンライン診療を通じてイソトレチノイン治療を提供しています。専門の医師が個々の肌の状態リスクに応じた最適な治療計画を提案し、安全に治療を進めるお手伝いをします。
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