イソトレチノインの個人輸入はなぜ危険?
- SC オンラインクリニック
- 4月26日
- 読了時間: 2分

~イソトレチノイン個人輸入のリスクについて~
重症ニキビに悩む方にとって、「イソトレチノイン」はまさに救世主とも言える治療薬です。
ただし、効果が高い分服用には注意点も多く、正しい知識と医師のサポートが欠かせません。
副作用の懸念と安全な服用の必要性
イソトレチノインは、皮脂の分泌を根本から抑えることで、重度のニキビにも効果を発揮します。
しかしその一方で、副作用も報告されており、慎重な取り扱いが求められます。
イソトレチノインは日本では未認可
イソトレチノインは、アメリカのFDA(食品医薬品局)では1982年に承認されて以来、広く使われている治療薬です。
しかし日本国内ではまだ認可されておらず、保険診療として処方することはできません。
「認可されていない」と聞くと不安に思うかもしれませんが、医師の診察を受けて、医療機関が海外から正規に輸入・処方することは合法です。
つまり、皮膚科やオンライン診療を通じて、医師の管理下で安全に服用することが可能なのです。
「インターネットで海外から直接購入できるらしい」と個人輸入を考える方も少なくないのが現状です。
しかし、これは非常にリスクが高い方法です。
イソトレチノインの個人輸入はなぜ危険?その理由とは
品質の保証ができない
通販サイトなどを通じた個人輸入では、偽造品や粗悪品が混ざっている可能性があります。製造環境や保管状態も不明なため、本物かどうかの判断は医療関係者でも困難です。
副作用への適切な対応ができない
もし個人輸入した薬で副作用が出た場合、
・どんな薬をどれくらいの量で飲んだのか
・どんな経緯で症状が出たのか
上記の点が不明瞭なため、医師が迅速・的確に対応できない可能性があります。
これに対して、医療機関で診察・処方されたイソトレチノインであれば、服用歴や経過を医師が把握しているため、万が一の際にも迅速に対処できます。
まとめ
イソトレチノインの個人輸入は、安く手に入るというメリット以上に、大きなリスクを伴います。
副作用への対応や品質の保証がない中での服用は、健康を損なう可能性が高く、危険です。
自己判断で個人輸入を行うことは、避けましょう。