妊娠中のヘルペス治療について、バルトレックスは服用できる?
- SC オンラインクリニック
- 3月14日
- 読了時間: 2分
更新日:4月11日

妊娠中のヘルペス治療について、バルトレックスは服用できる?
妊娠中は胎児への影響を考え、多くの薬の使用が制限されるため、「ヘルペスになってしまったけど薬を飲んでも大丈夫?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、妊娠中にヘルペスになった場合、抗ウイルス薬バルトレックスが内服可能かどうか について詳しく解説します。
📍ヘルペスとは?
ヘルペス は、ウイルス感染によって水ぶくれや痛みを伴う症状が現れる病気です。
単純ヘルペス(HSV)は、口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの原因となります。
ヘルペスウイルスは、症状が治まっても体内に潜伏しており、免疫力が低下した際に再発 することがあります。特に妊娠中は免疫力が低下しやすいため、ヘルペスが発症しやすくなります。
📍妊娠中の抗ウイルス薬の服用について
妊娠中の薬の服用は慎重に検討されるべきですが、バルトレックスなどの抗ウイルス薬は、妊娠初期に服用しても胎児への影響がないことが報告されています。
📌 研究結果
ある研究では、妊娠初期にバルトレックス、ゾビラックス(アシクロビル)、ファムビルを服用した場合と、服用しなかった場合の先天性異常の発生率を比較しました。
・抗ウイルス薬を服用した妊娠の先天性異常率:2.2%
・抗ウイルス薬を服用しなかった妊娠の先天性異常率:2.4%
この結果から、抗ウイルス薬の服用の有無による先天性異常リスクの増加は認められませんでした。
📍 妊娠中のヘルペス治療のポイント
✔ 妊娠中でも適切な治療が必要!
ヘルペスを放置すると、痛みが長引くだけでなく、重症化するリスク があります。特に、妊娠後期に性器ヘルペスが発症すると、新生児ヘルペスのリスクが高まり、帝王切開を検討する場合もあります。
✔ 自己判断での薬の使用は避けましょう!
妊娠中の薬の服用は、医師と相談の上で適切に行うことが大切です。自己判断で服薬をすると、症状が悪化する可能性があります。
📍 まとめ
ヘルペスは、免疫力が低下した際に発症しやすく、妊娠中も例外ではありません。
バルトレックスは、妊娠初期に服用しても先天性異常リスクを増大させないことが報告されています。
妊娠中のヘルペスは放置せず、早めに相談し、安全な治療法を選択することが大切 です。
SC オンラインクリニックでは、妊娠中のスキンケアや安全な治療法について、丁寧にアドバイスいたします。ヘルペスが気になる方は、お気軽にご相談ください!